医院概要

【ホームページで伝えたいこと】
 当院は、まもなく開業30周年を迎える小さな無床診療所です。今さら、HPで自院の宣伝をして患者獲得を図る気など毛頭ありません。当院がHPを開設してから20年以上経ちますが、スマホの普及によって、初診の患者さんはネットで事前に医病院の情報を得てから来られる方が多いようです。
 このHPは、当院の診療圏である草加市、八潮市に住んでおられる方のために作りました。当院を受診しようとお考えの方に、このHPで事前に、医院の雰囲気なり私の考えなりを、感じていただければ幸いです。

【医院沿革・開業コンセプト  
 この診療所は、先代の院長(私の父親ですが….)が昭和44年(1969年)に現在地に内科小児科医院として開業したのが始まりです。院長死去により二代目の私が平成3年(1991年)に新築、新規開業いたしました。それまで私は、大学病院で講師をしておりましたが、研究よりは臨床の方が性に合っていたため、不安はありましたが開業の道を選びました。
 以来30年間、ほとんど休診することなく診療を続けてまいりました。その点、地域医療にはある程度貢献できたと自負しております。近年は、開業当初に赤ん坊だった子が、子供を連れて受診するようになりました。家族によってはもうすぐ4世代目を診察するようでもあります。これからも、開業医としての知力・体力・気力が続く限り、守備範囲を守って無理せず「診療を続けること」が、地域医療に対する一番の貢献になるものと思っております。

【診療方針 】
 保険医療がなされていれば、使われる薬剤はどこの医療機関でも同じようなもののはずです。いわゆる、秘伝の薬などあるはずはなく、医療機関での治療成績にそれほどの格差があるはずがありません。診断の確かさ、薬剤の種類の選択、投与量、投与のタイミングなどに違いがあるものと考えております。標準的な治療法+αがそれぞれの医者の技量というものでしょう。特に最近は、診断、治療など医療に関わるほとんどの事に、医者でも知らないような学会が存在し、驚くほどの数の「ガイドライン」なる決まり事が乱発されております。これはあくまで、現在時点での無難な検査方法、標準的な治療法を示したものであり、絶対的に正しいものではありません。ガイドラインに沿った診療が、無難な方法だとご理解ください。当院では、ガイドラインを参考にしますが、患者さんの希望、意見を取り入れるようにしております。

「成蹊」昭和辛卯 堅魚書(号)

診察室に掲げられている扁額です。昭和26年に母方の祖父から父へ贈られた開業の心得と聞いています。

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